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 | 内在のキリスト



(主キリストの愛の豊かさ)


2022年6月9日


   こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロは……。あなたがたのために神がわたしに恵みをお与えになった次第について、あなたがたは聞いたにちがいありません。初めに手短に書いたように、秘められた計画が啓示によってわたしに知らされました。あなたがたは、それを読めば、キリストによって実現されるこの計画を、わたしがどのように理解しているかが分かると思います。この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や“霊”によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。すなわち、異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となるということです。神は、その力を働かせてわたしに恵みを賜り、この福音に仕える者としてくださいました。この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。わたしは、この恵みにより、キリストの計り知れない富について、異邦人に福音を告げ知らせており、すべてのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画が、どのように実現されるのかを、すべての人々に説き明かしています。こうして、いろいろの働きをする神の知恵は、今や教会によって、天上の支配や権威に知らされるようになったのですが、これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。わたしたちは主キリストに結ばれており、キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができます。だから、あなたがたのためにわたしが受けている苦難を見て、落胆しないでください。この苦難はあなたがたの栄光なのです。こういうわけで、わたしは御父の前にひざまずいて祈ります。御父から、天と地にあるすべての家族がその名を与えられています。どうか、御父が、その豊かな栄光に従い、その霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強めて、信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ、あなたがたを愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてくださるように。また、あなたがたがすべての聖なる者たちと共に、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように。わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。
(新共同訳  エペソ書3章1~21節)


   『こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロは……。あなたがたのために神がわたしに恵みをお与えになった次第について、あなたがたは聞いたにちがいありません。』とあります。
パウロは、小アジアのタルソ生まれの離散のユダヤ人です。パウロは、キリストの福音の大伝道をされました。しかし、元は、主の弟子を迫害していた人でしたが、ダマスコ途上で突然天からの光を彼の周りに照らされ、生けるキリストに出会い、回心をして、キリストの使徒になりました。そして、パウロは異邦人の伝道を成しました。


  『初めに手短に書いたように、秘められた計画が啓示によってわたしに知らされました。あなたがたは、それを読めば、キリストによって実現されるこの計画を、わたしがどのように理解しているかが分かると思います。この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や“霊”によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。』とあります。
パウロは、神学者や哲学者のようには伝道せず、預言者、伝道者として聖霊の中で伝道をしました。神学としての研究や哲学における研究成果などを伝えるなどのような伝道ではなく、生けるキリストの福音、主のありのままの聖霊の中の愛の福音で、しるしと力の伴う伝道を成しました。私は、主に願えば、祈り成せば実現する様な現実の世界に行動の成就が成るようなありありと結果を見るような信仰の体験をしました。
私たちも生けるキリストを信じて、パウロの様に現実にありありと切り込んでくるような福音を学びたいと感じました。


  『すなわち、異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となるということです。』
パウロは、ユダヤ人だけでなく異邦人も同じくキリスト・イエスにおいて、約束された福音を受け継ぎ同じ体に属し、同じ約束にあずかれるものであるという大きな発見を見出しました。天の父がアブラハムとその子孫に神の嗣業を与えられたのはユダヤ人だけでなく、キリストを通して異邦人も同じく嗣業を受けられるという真理を見出しました。
キリストは復活されて、弟子たちに『全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。』(マルコ伝16章15節)と言われましたが、生けるキリストの福音は、ユダヤ人も異邦人にもいやすべての造られたものへ与えられるものとその恵みに感謝いたしました。
また、キリストの信仰においてキリスト者の私たちは、約束されたものを私たちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかるものというように、社会の中、集団の中で行なわれるものです。私たちは、孤独な一人の信仰に閉じこもるのは間違いで、生けるキリストの信仰は、社会の中でその関わり合いの中で生きる信仰だと感じました。
家族での信仰やエクレシアでの信仰の交わりはとても大切なものだと感じました。


  『神は、その力を働かせてわたしに恵みを賜り、この福音に仕える者としてくださいました。この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。わたしは、この恵みにより、キリストの計り知れない富について、異邦人に福音を告げ知らせており、すべてのものをお造りになった神の内に世の初めから隠されていた秘められた計画が、どのように実現されるのかを、すべての人々に説き明かしています。』
パウロは、『この恵みは、聖なる者たちすべての中で最もつまらない者であるわたしに与えられました。』といわれて、いつも自分が威張ったりせずに、神の愛の中で自分を低くして、弱い人の立場にたって歩んでいました。この世では、人々の中で自分の立場を良くするためなどに、出来るだけ自分を高い地位に見てもらいたい人やあるいは中には威張って人を見下すような人もわりと多くいるようにも感じますが、自分のまことの気持ちから、弱い人の友となり、自分を人より低くしてふるまうことの出来るパウロは素晴らしいと感じました。


  『こうして、いろいろの働きをする神の知恵は、今や教会によって、天上の支配や権威に知らされるようになったのですが、これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。』
キリストの体なるエクレシアにあって、主キリストを通し、神の知恵が天上の支配や権威に知らされるようになり、永遠のもとで実現され広まっていくための計画であります。生けるキリストの伝道は、このような目標をもって進んでいくのだと感じました。


  『だから、あなたがたのためにわたしが受けている苦難を見て、落胆しないでください。この苦難はあなたがたの栄光なのです。こういうわけで、わたしは御父の前にひざまずいて祈ります。御父から、天と地にあるすべての家族がその名を与えられています。どうか、御父が、その豊かな栄光に従い、その霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強めて、信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ、あなたがたを愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてくださるように。』
パウロは、投獄されている自分のその後の運命に対して、悲観的にとらえず、信徒がつまずかないように言葉を添えました。そして、『この苦難はあなたがたの栄光なのです。』とといて、ポジティブに話し、これはあなたがたの栄光ですと慰め神の力を伝えています。
また『あなたがたの内なる人を強めて、信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ』と言われて、私たちの内に内在のキリストを受けられるようにと祈られております。私たちキリスト者は、主キリストの信仰生活をし、生けるキリストに祈り、聖霊をいただき、内在のキリストをいつもいただくように祈りたいと願います。


  『また、あなたがたがすべての聖なる者たちと共に、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように。わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。』と祈られました。
生けるキリストの愛は、広さ、長さ、高さ、深さがとても大きく、わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになるのが主キリストの神であり、キリストの愛の豊かさはとっても素晴らしいものだと感じました。


   私たちは、生けるキリストを信じ、キリストの体なるエクレシアで信仰生活をし、そして大きなキリストの愛を受けて歩み、社会の中でキリスト者として歩むことが大切です。マタイ伝6章に『それで第一に、[神の]王国と彼(神)の義を求め続けよ、そうすればこれらのもの(何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようか)はすべて君たちに増し加えられる。』とあります。キリスト者の歩むその道は、祝福もありますが、困難なことも多いと感じますが、生けるキリストを信じて、キリストの愛と祈りの生活をすれば、キリスト様は恵みと祝福を備えてくださると信じます。


  生けるキリストの恵みと祝福に感謝いたします。


   





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