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 | キリストの祈願



(私達が一つであると同様に彼らが一つである様に)


2021年10月1日


  「しかし、今、わたしはみもとに参ります。世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの御言葉は真理です。わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです。

  また、彼らのためだけでなく、彼らの言葉によってわたしを信じる人々のためにも、お願いします。父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。あなたがくださった栄光を、わたしは彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つになるためです。こうして、あなたがわたしをお遣わしになったこと、また、わたしを愛しておられたように、彼らをも愛しておられたことを、世が知るようになります。父よ、わたしに与えてくださった人々を、わたしのいる所に、共におらせてください。それは、天地創造の前からわたしを愛して、与えてくださったわたしの栄光を、彼らに見せるためです。正しい父よ、世はあなたを知りませんが、わたしはあなたを知っており、この人々はあなたがわたしを遣わされたことを知っています。わたしは御名を彼らに知らせました。また、これからも知らせます。わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」

(新共同訳 ヨハネ伝17章13〜26節)


  17章は、大祭司としてのイエスの祈りです。内容は、自己の栄光のための祈願と弟子のための祈願と一般信徒のための祈願の3つに分かれております。キリスト様が地上で伝道を遂げられて、十字架でご自身を贖いの燔祭に捧げられ、天上界へ昇る前に、キリストの天の父への神の独り子としての栄光のための祈願と地上へ残る弟子たちなどへの天の父へのとりなしと守りを祈られました。


  原文訳で、「今や私はあなたの御許に行きます。それで私のこの喜びを、彼らが自分の内に満ち溢れるほどに持つため、この世でこれらのことを語っているのです。私はあなたの言(ことば)を彼らに与えてきました。そして世は彼らを憎みました。なぜなら、私がこの世から《のもの》ではないと同様に、彼らもこの世から《のもの》ではないからです。あなたが彼らをこの世から取り去る様にと、私は願いません。むしろ、あなたが彼らを邪悪な者から守ってくださるように。」
とキリスト様は、言われ祈られました。


  キリストは、弟子や世の多くの者に神の福音を伝えました。そしてキリストを信じた者は神の子となりました。初代教会時代の当時は、ユダヤの人々などのなかで、キリスト様は、新しいキリストの神の愛の福音を説きましたが、イエスをキリストと認めないパリサイ人達らなどの中でキリストはじめ多くのクリスチャンが憎まれ迫害を受けました。


  キリスト様と同様にクリスチャンもキリストの神のものでこの世からのものではないのです。キリストは、弟子たちへの祈りで、それらクリスチャンを父なる神に地上から取り去るのではなく守り給えと取りなされました。


  原文訳で「さて、私はこれらの者たちについてだけではなく、また、彼らの言(ことば)によって私に信じる者たちについても願います。すべての者たちがひとつとなるように。・・・〈中略〉あなたが私に与えられた栄光を、私もまた彼らに与えてきました。私たちがひとつ《である》と同様に、彼らがひとつであるように。私は彼らの内に《居り》、あなたも私の内に《居られます》。彼らがひとつに完成されるように。あなたが私を遣わされたことと、あなたが私を愛されたと同様に彼らを愛されたことを、この世が知るように。」


  と言われました。キリストが十字架にかかり、復活し、天上界に昇天する前に、弟子たちの言葉によってキリストを信じる後の世の人々に対しても、愛されてとりなしの祈りをされました。キリストの願いは、彼らすべての者たちがひとつとなるように。という祈りでした。天の父なる神とキリスト様がひとつであると同様に、彼らがひとつであるようにと祈られました。キリスト様の天の父との愛の結びつきの様に、後の世の人々もすべての者たちがひとつであるようにと、クリスチャンの兄弟同士が深い愛の結びつきになることを祈り願われました。


  サタンは分裂、破壊を好むと聞きますが、主キリスト様は、兄弟皆が深い愛で結ばれてひとつになることが大切だと教えておられると感じました。 「彼らがひとつに完成されるように。あなたが私を遣わされたことと、あなたが私を愛されたと同様に彼らを愛されたことを、この世が知るように。」と言われ、そしてその様な社会が訪れて、天の父なる神がキリストを愛されたのと同様に多くのクリスチャンを愛されたのをこの世も知るようにと言われて祈られておられます。


   原文訳で「お父様、あなたが私に与えられた彼らもまた、私が居るところに私と共に居るように、私は欲します。世の創成以前に、あなたが私を愛されたゆえに、あなたが私に与えられた私の栄光を、彼らが観ることを《欲します》。」と言われ、キリストを信じるキリスト者は天国へ共に居ることを天の父なる神に取り成されました。キリストを信ずるキリスト者は天国の祝福と恵みにあずかれます。


  生けるキリストの信仰で大切なことは、天の父なる神とキリストとの純粋な愛の関係に学び、倣い、キリスト者は、主なる神に祈り、聖霊と生命を頂き、同様に、兄弟同士で愛し合い、深い愛の結びつきで、ひとつとなり歩むことであると感じ、信じます。


  生けるキリスト様の聖霊と生命のご愛と恵みに感謝いたします。


(参考文献:ギリシャ語原文訳について 『キリスト聖書塾 ギリシャ語聖書対訳テキスト「ヨハネ福音書2」』)


   





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